平和主義

 太平洋戦争で手痛い失敗した、完璧なまで打ちのまされた日本では、二度と戦争は起こすまいと戦争放棄を国是としている。

 戦争で物事の解決は許さないと言う国民的コンセプトが出来上がっている。戦争の言葉にアレルギー反応して、議論さえ封印している。

 それ故、第二次世界大戦の総括が完全に抜け落ちている。タブーに挑戦しなければ、又戦争の道に突入する世論がまき起こるかもしれない。

 国民を代表する議員が堂々と、戦争で国の懸案事項を解決する発言が飛び出している。とんでもない発言だが、敗戦を経験をしていない議員だからで済ましていいものだろうか。

 先の戦争を徹底的に議論しないから、戦争発言が国会議員からでてくるのである。戦う時は、戦うとの心意気は、平和主義と一見異なるようだが、それは違う。

 独立を脅かされたり、侵略に戦うことは、平和主義と同一である。戦うことが平和主義に反することでない。戦争の問題をタブー視しないで、真正面から議論すべきである。

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