ヒゴタイ公園

ヒゴタイ

昨日は腹いっぱい楽しんだ。少しずつ永くボチボチが高齢者の定番だが、悠長に構えていては人生が終わってしまう。楽しむときは大いに楽しむべきである。
波野のソバ畑の純白の花のじゅうたんに目を瞠り、その足でヒゴタイ公園に行くことにした。山友に異論があろうはずはない。話はすぐまとまる。

折角ソバ畑の花を観に来たのだから、道の駅波野で、ざるソバを食べることにした。涼しい高原の道の駅で食べる本場ざるそばは、特別な味に思える。本場の味は本場でしか味わえない。
波野のざるそばを堪能してから、ヒゴタイ公園に直行した。ナビが間違える程、阿蘇の草原は広い。道に迷いながらも、呑気な性格が幸いして、雄大阿蘇高原の風景を楽しみながらのドライブであった。

ひごたいの花は盛りを過ぎていたが、コスモスや秋の野草を楽しみながら、阿蘇五岳の眺望はその場から立ち去ることが出来ない程素晴らしかった。
帰りは、やまなみハイウェイから、阿蘇高原の風景お楽しみながら、帰途に就いた。楽しい欲張りな日程であったが、一日堪能した。

純白の花

熊日の紙面に、「高原一面純白の花」、波野のソバ畑の写真が載っていた。波野のソバ畑には、毎年行っている。珍しくもないが、どうしても今年も無性に見たくなった。阿蘇方面に心は飛んでいた。気づいた時は山友を誘っていた。
波野のソバ畑には何回も通っているのに、道を迷ってしまう。目印がない山奥の道はナビに頼っても難しい。ナビが謝る羽目に陥り、驚いた。

新聞の威力はたいしたもので、臨時駐車場は車でいっぱいである。期待は高まる。今年は生育は順調で純白の花がじゅうたんを敷いたように畑を彩っている。
4.2ヘクタールの畑はン目を瞠るほど素晴らしいの一語についる。私には波野のソバ畑は日本一の眺めであると勝手に思っている。

山友は熱心にそばの花を観察したり、触っている内ミツバチに刺されてしまつた。想い出に残る経験だと笑ってやり過ごした。
山友のおおらかな性格に感心してしまつた。ハチに刺されて痛かっただろうに、自然はそうう言ううものだとケロッとしていた。さすが山友!!

 

エリザベス女王死す

イギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなられた。綺麗でチャーミング、気品があふれていた。イギリスを愛する女王であった。
王室と皇室、似たような制度だが、イギリスは長子、最初に生まれた子供が女王か国王に就任する。チャールズ皇太子が即日国王に就いた。

イギリス王室は最初に生まれた子が王室を継ぐので合理的であり、男女平等である。それに対し、日本の皇室は男子継承で、女性は天皇にはなれない。
皇室には女性しか誕生しなくて、女性天皇の議論があったが、悠仁親王の誕生で女性天皇の話は立ち消えになった。

若い日のエリザベ女王はキラキラ輝いていた。美しい女性で、お伽の国の女王様にそつくりで、夢をみさせてくれた。
晩年は、やさしい微笑みと慈愛に満ちた眼差しは、若い時以上にチャーミングであった。世界の母であった。

白露

 

一昨日まで蒸し暑かったのに、昨夜はクーラーは点けずに床に就いた。夜中に寒さで目を覚ました。タオルケットと一枚では寒すぎた。
散歩の季節になった。口で言うのは簡単だが、いざ出掛けるとなると、きつい、汗をかく、出掛けたくない理由はいくらでも浮かぶ。

グタグタ考えた挙句散歩に行くことにした。三里木駅を通り過ぎ、踏切を渡り富士フイルム工場を右手に観ながら進んで行った。
菊陽病院まで来ると、PCR検査料を払ってないことを思い出し、払いを済ませた。結果的に、散歩と用事を同時に済ませ、引き返した。

帰りに、ダイレックスに寄り、御褒美にビールを2本買った。下着は汗びっしょり、ほどよい疲れだ。スマホの万歩計を見ると、8700歩おカウントしていた。シャワーを浴び冷えた缶ビールを飲むと生きている実感が湧いて来た。
午後から、国葬問題のやり取りのテレビ中継を観る予定である。楽しい一日になる。

台風一過

 

昨夜はクーラー無しでもぐっすり寝れた。季節は嘘をつかない。今まで暑い、寝苦しいと言っていたが、9月になった途端涼しく暮らしやすくなった。
新聞を取りに玄関を開けると青空が広がっている。良い天気だと、心まで弾んで、今日一日楽しく過ごしたいと強く思う。

青空の下、気分はもう主夫の気分全開である。洗濯、シーツ、掃除、布団干し、主夫の仕事は山ほどある。何もすることはないとは言っていられない。
「男やもめに蛆がわき女やもめに花が咲く」、と諺があるが、現代では、男女平等である。家事は主婦の仕事と決めつけていたら、つまはじきになる。

私は男女平等、自由主義を標榜していたが、いざ家事を担当してみて、主婦の仕事の大変さが身にしみてわかった。口先ばかりの軽薄者であった。
下着、シャツ、洗濯物、シーツ、の取り込み、畳み終わったら夕食の準備、風呂掃除、風呂上り、のど越しビールを飲むときが至福のときである。





大山鳴動して鼠一匹

早目に床についた。台風11号の接近で避難勧告が発令されていた。高齢者は大荒れになる前に安全な場所に移動する様に盛んに呼びかけていた。明け方に最接近すると言う。
大型で強い台風11号は対馬海峡お通過する最悪のコースを辿ると警告している。高台に住んでいる私は、大雨は怖くないが、強風は困る。庭木は倒れるし、瓦は吹き飛ぶ。

寝室の二重窓のお蔭でトイレ起きもせずぐっすり寝ることができた。目覚めると直ぐに外に出て空を見上げた。黒い雲が覆っていたが、風は庭木を揺るがす程度であった。
念のため、家の周りを歩いて見ると、木の葉一つ落ちていない。あんなに大騒ぎしていたのに拍子抜けであったが、安堵した。

予報通り、大荒れで、被害が甚大であったなら、のんびり空を見上げている場合でない。予報が外れて良かったと思わなければ罰が当たる。
台風11号の襲来で歩いて定期検診に行く予定だったが、車に乗らず、予定通り歩いて通院することにした。歩くことは健康に直結する。

台風11号

植木鉢は片付けた。物干し竿は横にした。大型で強い台風11号が九州を目ざして進んでいる。大雨も嫌だが、台風は被害が深刻になる。
高齢者は何事にも慎重になる。懐中電灯、乾電池は勿論の事、水、食料品、浴槽の水張、、やるべきことは山ほどある。

窓ガラス、屋根瓦、吹き飛べば甚大な被害を被る。隣の家は高級車がズラリ、疵でもつけたら大変である。台風の被害はお互い様だが注意するに越したことはない。
庭の植木は、心の癒しになるが、台風でなぎ倒されると、近所の迷惑になる。自分で管理でいなければ、切り倒すしかない。

高齢者は何事につけ心配する。一軒家を持つことは、それなりに責任が伴う。若い時には考えが及ばないことでも、高齢者になってわかることがある。
今回の台風11号は風が強いといっている。風の神様に、「どうか九州はそれますように」と頼んでみる。祈るしかない。