春めく

福寿草




 

クリスマスローズ

 今日から2月である。1月は酷い月であった。1月1日、元旦から能登で大地震が起きた。石川に住んでいる甥っ子に、「明けましておめでとうございます」と言える雰囲気でなかった。
避難所、車中泊している石川県民に新年の挨拶をかける言葉を簡単に発することは躊躇われる。早く1月が過ぎて気分一新しなければ気が晴れない。

 地震の惨状をテレビで繰り返し放映すると、精神的に落ち込むので、控えるとの報道があった。真実を伝えなければならないが、配慮が必要である。
被災者の心のケアは勿論、遠く離れ思いめぐらす被災者に寄り添った人々も傷ついている。我々熊本県民も同じ震度7に襲われた経験がある。なんとかせねばとと焦るが、無力感にさいなまれる。

 2~3日前から、春かと思えるほど暖かくなった。庭の福寿草が芽を出し、クリスマスローズの可憐な花をつけた。
1月は過ぎてみればアッというう間にすぎた。これでいいのか、自分にはやりたいことがやれたのか、充実した日々が送れたのか、スッキリしないモヤモヤした気分だ。これでいいのだ!!

リスマスローズ