大晦日

晦日、今年は今日で終わりである。終り良ければ全てよし。過ぎてみれば、色々あったが、良い年であった。
ものは考えようではどうにでも変わる。病気したら、したで、健康に注意することが出来たと、病気を逆手にとつて考えれば、悲観することはない。

子供からあまり連絡がないと嘆く前に、連絡がない、便りがない事は元気で暮らしている証拠、喜ばしいことである。
マージャン仲間でも、子供から電話があると、「ドキッとする」。連絡がない時が一番、と高齢者の集まりの会話である。

夫婦仲良く、孫たちが楽しく学校に通っているのが、何よりの願いである。親子関係の基本は簡単明瞭で、難しいものでない。

山に登れたし、旅行にも行けた。友達にも会えた。旨い料理も食べたし、よく遊んだ。友達にも恵まれている。楽しい一年、ありがとう。

今年を振り返って

12月、今年の十代ニュースが話題になる。我が身に例えるなら思い出すだけでもたくさんあった。起きてしまったことをあれこれ言っても詮無いことであるが。
我が家のトップニュースは、第一に前立腺肥大症で入院したことである。頻尿、尿漏れの症状はよくなり、快適な生活を取り戻している。

病気の事が、我が身の重大ニュースのトップに来るとは?。高齢になって健康の有難味がわかるとは、何とも情けない話だが、現実である。
県内のトップニュースはプロ野球村上選手の56号、国内に目を向けると安倍元首相暗殺がトップである。

世界のトップニュースは何と言っても、ロシアによるウクライナ侵攻である。極寒の地ウクライナで、住む家もない、暖房もままならない生活お強いられている。
ロシアの理不尽なミサイル攻撃で、ウクライナの見るに堪えられない惨状に、なにを差し置いても平和が一番である。





年の暮れ

3年ぶり行動制限のない年の瀬を迎え、帰省ラッシュや大渋滞が起きている。近くのバイパスは車が数珠つなぎ、正月は故郷に吸い寄せられる。
故郷に住んでいると、帰省ラッシュの大混雑は免れる。飛行機に乗るのに」何時間も待たされたり、渋滞に巻き込まれたり、わずらわしさとは無縁である。

今年、今日を含めて残り3日である。泣いても笑っても、正月は来る。全て完璧に正月の準備が出来ているなら、何ら心配ないが、暇があっても隅々まで手が届かない。
気持ち良く新年を迎えたいが、穴だらけである。しかめつらして、正月を迎えるよりだいたいの所で妥協するのが生活の知恵である。

年の暮れ、バタバタしたり、忙しく、気がせいたりしていては、事故にあうかもしれない。急がば回れの諺もある。
ゆっくり、ゆったり温泉に浸かりに行くことにした。年の暮れに気持ちにゆとりを持つことは、考えようでは、贅沢で幸せかもしれない。幸せである。

知の巨人逝く


知の巨人、渡辺京二さんが92歳の生涯を閉じられた。熊日、金曜版に「小さきものの近代」、90回目の連載を12月16日に掲載されたばかりだ。
娘さんによると、死の前日まで原稿を書いていた、作家として本望で、本当に幸せだったでしょう」と涙ながら述べている。

渡辺さんは三島由紀夫の研究家として知られている。三島由紀夫とのエピソードは、世間を揺るがす問題、仔細は省くが、当時話題になった。
渡辺さんの作品あ読んだことなく、三島さんとのエピソード位で、その程度の渡辺さんの知識であった。

熊日でたまに渡辺さんの評論を目にしていたが、3年前から、熊日一面ぶち抜き、「小さきものの近代」を、連載始められてからその博識ぶりに舌をまいた。
西郷隆盛が、大久保利通が、大隈重信板垣退助江藤新平、、、明維新の巨星に次ぎ次ぎ息を吹き込んで目の前に現す。見事である。

教科書で教えてくれない、明治維新前後の様子を生き生き描いてくれる。連載の途中で天国に旅立たれたが、近代の日本をもっと渡辺さんに教わりたかった。

歳末ー穏やかな1日

厳しい寒さだつたクリスマス。ホワイトクリスマスで幽玄な雰囲気を醸し出していたが、雪が降りすぎるのはクリスマスどころでない。
クリスマスが過ぎ、寒さは一段落した。歳末、暖かいと助かる。窓を磨いたり、水を使う風呂掃除はおおいにたすかる。

コロナ感染者がここ数日4000人を超して心配していたが、正月を前にして1000人台に減って安堵している。病院は正月は手薄になる。

天日干ししていた白菜を漬けることにした。天日干しすると甘みが増し、ビタミンも増えると聞いている。
白菜の捌き方は、山友に習い、先人人の知恵に感心する。天日で干した白菜を8分の1に切り、塩を丁寧に振りかける。
ここまでは何となく、わかっていたが、白菜を八分の一に切り分けるのが先人の知恵が、目から鱗のコツがある。言葉で説明つかないが、包丁を取ってするしかない。