からすまがり

 

 

「からす曲がり」は、れっきとした熊本弁である。今の若い人は何の事だろうと理解できないかもしれないが、こむら返り、足がつると言ったほうが解りやすいかもしれない。
仕事辞めてから、足がつったり、指がつったり、頻繁に起こるようになった。からす曲がりは(こむら返り)、時と場所を選ばない。

マージャン中だろうと、読書中、入浴中でもおきる。特に登山中は激痛が走る。その痛さは、想像を絶する、立っていらねぬ、息も出来ぬほどの痛さである。
登山中に、からす曲がりが起きると厄介である。頂上お目の前にして一歩も前に進めない。山登りが頂上を前にして断念する事は残念極まりない出来事である。

私は体力には自信があった。四国遍路も、富士登山も無事乗りきった。それが、からす曲がりで、山の仲間に迷惑をかけるなんて、思いもよらなかった。
からす曲がりの予防方法は色々あるが、栄養のバランスも大事であると医学書にある。何よりも、疲れない、無理しないのが肝心らしい。疲れない、無理しない山登りなどあろうはずがない。