貧幸

「貧幸」の方が「豊幸」より言葉としては好きだ。今の私の生き方と合致しているからだ。10月1日から惨めな話は嫌だが、能天気に暮らせない。

文藝春秋倉本聰さんが、「老人の提言」として寄稿している。其れは近ごろの若者の元気のなさに業を煮やして、「若者への文句を遠慮なくぶちまけよう」との企画である。
若者に、迎合することなく、嫌われても、このままの日本では遠からず滅んでしまうと、「貧幸」の薦めを上梓している。

今日から月がかわる。酒類や食品類等々が一斉に値上がりする。こんな時期、我々老人の出番である。値上げに恐れるに足らず、食うものを控え、着る物は流行に流されず、ガソリンより水が大切である。
戦後を生き抜いた我々は、少々のことではへこたれない。貧しいとも心が豊かなら幸せである。「貧幸」こそが温暖化で地球滅亡を乗りこえる道で、世の中を昔に戻しましょう。大いに賛同したい。ビールあ2日に一本にするぞー!!