全力よりほどほど

昔から「腹八分目には医者いらず」と言う諺がある。私の子供の頃十分な食べ物がなく「腹一杯食べたい」が願いだった。
それが、手軽に美味しいものが手に入り、食べたいだけ、飲みたいだけの生活の果てが糖尿病である。一生懸命生きてきた結果が生活習慣病である。

全力疾走で走って来た。ここらで人生全て力を抜いて頑張らなくても人生を楽しもうと思ったのが60歳で仕事を辞めた時だった。
政治家の安倍元総理は67歳まで全力で頑張っているように思えた。それがどうだろうか一瞬のうち命を落としてしまった。

41歳の犯人がどうして元総理の命を奪おうと思ったのか、心の闇は解らないが、何かに思いつめていたのは間違いない。
生きていくためには、食事、運動、趣味、やりすぎず、食べすぎず、ほどほどにする。ストレスもためず楽しい人生が送れると、退職後生きてきた私の教訓である。