黒木の大藤

黒木の藤は見事である。黒木のフジの美しさはどう表現したらよいか言葉が見つからない。素晴らしい、素敵だ、甘い香り、艶やかな紫、現場に立ち会わないとその美しさは言葉に出来ない。

今年は例年になく寒く、フジの開花が遅れていると勝手に思い込んでいた。念のため黒木の観光協会に電話してみると今が見頃との事である。
ぼやぼやしていると、黒木のフジを見損なう。春の楽しみは、黒木のフジをみることから始まる。福岡の八女市黒木の奥まったところにある。自宅から車で行くとたっぷり2時間かかる。

山友を誘って朝早く出掛けた。新緑の山また山、清々しい空気を吸ってのドライブは爽快である。山好きにはたまらない光景である。心がウキウキする。
例年黒木の町を挙げての大藤まつりは、コロナ禍で今年も中止になっている。それでも

平日に関わらず、大勢の花見客で賑わっていた。家に籠ってばかりいられない、人は美しいものを求めているのだ。美しい艶やかなフジを観て笑顔がはじけていた。