孤立感

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 共通テスト東大会場で受験生ら3人が刃物で襲われた。犯人は高2年の少年である。成績不振で世の中が嫌になり、死にたいと漏らしている。
 独りで死に切れないので、他人を巻き込む、道ずれにする、全く勝手な言い分である。成績優秀で、東大医学部を目指していたらしいから、驚きである。
 大阪でも分別ある初老の男が、一人では死にきれないので、大勢の病院関係者を道ずれに悲惨な放火殺人事件が起きたばかりである。
 61歳の男が、どうして他人を巻き込んで自殺するのか、背景、精神分析が専門家のコメントがメディアを賑わしている。
 その中の一つに、「孤立化」が原因であると言い切る専門家もいる。放火犯人の初老の男は3年間、他人との接触がなく孤立感を深めていたと言う。
 高2の少年、コロナ禍で十分な指導が行き届かなかったと高校関係者は反省を述べている。他人ごとでない孤立感は理解できない訳でないが、それが他人を巻き込むことにはならない。