塩野七生

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  12月発売の文芸春秋は創刊100周年記念特別号になっている。100周年記念企画として100年100人を取りあげている。
 人物の研究は文芸春秋お家芸で、読み応えのある特集である。100人選ばれた著名人はどこかで、読んだり見たりしている。世の中の動きに取り残されていないと、安堵した。
 巻頭のエッセイに塩野七生さんが突然休稿された。事情あってしばらく休むと囲み記事が載っていた。曖昧な記憶だが3~4か月前から休稿されているはずだ。
 「ローマ人の物語」、塩野さんの豊富な知識に圧倒されるばかりの労作である。ヨーロッパの、ローマ帝国歴史の第一人者である。其の塩野さんがローマで倒れる。
 外国の、ローマで倒られた塩野さんの情報は少なく心配していた。ところが今月の100周年記念特別号で休稿の経緯を「ローマでの大患」と詳しく述べられている。
 絨毯に靴のかかとを引っかけて、大腿骨を骨折したの事である。自分の不始末で休稿して申し訳ない。病気では決してないと意気軒昂である。再登場して日本を切ってください。