ノーベル物理学賞、真鍋さん受賞

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マムシソ ウ

 気象学の研究で、ノーベル賞を受賞した人は過去にはいない。気象学が物理学に含まれていることは真鍋さん受賞で初めて知った。
 真鍋さんは、四国愛媛の山奥で育った。エネルギッシュで気さくと称えらられる一方、大人しく優しい人であったと同僚が明かしている。野山を飛び回っていた少年時代を彷彿とさせる。
 同級生は、「人柄は温厚で優しく、飾らないし自慢もしない」とインタビューに答えている。誰からも好かれる性格は、自然豊かで風や水の動きを肌で感じられるところで育ったことが無縁ではない気がする。
 「学問には好奇心が一番大事である」と真鍋さんは言い切る。誰でも口にする言葉だが、真鍋さんが言い切ることで真実味が出る。
 東大を出たけれど、職がなく困っている所へ、アメリカの研究所からお呼びがかかったらしい。博士論文が先駆的でそこに目を付けたらしい。
 アメリカでは、好きなだけ研究が出来楽しくて仕方なかったと述べている。日本に残っていたら才能は花開かず終わったに違いない。
 インタビューの最後に、「私の研究は妻の支えなしに一歩も進まなかった」。カッコイイ!!ウ