自宅周りを掃除していたときのことである。「小学校を卒業しました、中学校に入学したら勉強に、部活に頑張ります」と挨拶してくれた。
見知らぬ少年に突然挨拶され面食らったが、気を取り直し、「おめでとう、中学校では楽しく過ごしてね」と返すのが精一杯であった。
後で考えてみると、通学途中挨拶を交わす少年であった。ちょっと見ぬ間に背は伸び、少年は成長して見違えてしまった。
それにしても今どき、近所の高齢者に葎義で生真面目な挨拶する少年がいたことに驚きである。両親の良い躾け、教育に思いが至り、心が明るくなれた。
折角の日曜日、朝から激しい雨が降っている。サクラの花は今日の雨で散ってしまい、花見は終わりである。
山友の事、友人の事、結婚式を控えた甥っ子の事、健康の事等々、じっくり考える時間が作れた。思考することは、一人で楽しむ事であると思っている。