明日、新阿蘇大橋が開通する。熊本地震から5年間やっと元の阿蘇に戻る。通称、「赤橋」と呼ばれ阿蘇の玄関口で我々を迎え入れてきた。
まさかあの威容を誇っていた赤橋が崩れ落ちるなんて想像もしていなかった。其のまさかが起きたのである。我が家も被害を受けたが、赤橋の崩落はそれよりも衝撃であった。
それから、気楽に阿蘇に出掛けられなくなった。ミルクロード越え、俵山トンネルルート、阿蘇方面に気楽に行けなくなったのである。不便極まりない。
今年になって、57号線、豊肥線が復旧し、今回の新阿蘇大橋の開通で、世界の阿蘇として生まれ変わったのである。
待ち望んだ地元住民の喜びの声が、新聞の紙面を飾っている。特に沿線のドライブイン、商店、阿蘇の経済が活気づくのは間違いない。
暗く沈んだコロナ渦で久しぶりの明るいニュースである。これで、熊本地震から本当に復興したのだと実感が湧いてきた。