春の気配

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 今年の冬は寒かった。柚子の木の下に福寿草を植えて30数年経つ。息子の高校受験を記念して、植木市で買ってきたものである。
 植えた当初は2月の中旬ごろ芽を吹き、月末には見頃を迎えていた。この処の暖かさで福寿草の芽吹きが気になっていた。
 ところがいつの間にか福寿草の一株が見事な金色の花をつけていた。早い!はやい!。
それにあちこちから芽吹きが見られる。
 庭の福寿草は、毎年毎年、可憐な金色の花で和ましてくれる。去年は元気で、今年は萎えていることは一度もなく、福寿草は我が家の宝であり、同志のように思える。
 毎年のように、仰烏帽子岳福寿草を観に行っている。今年は何時頃満開になるか気になるところである。庭の福寿草は毎年開花が早まっている。
 花を愛でるのは、時期、タイミングを逃したら、後の祭りで、春の気配に五感を立てている。裸の木々を観るのも趣きがあるが、確実に春の気配が忍び寄っている。