古閑の滝

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  正月3日過ぎから寒気団が日本列島を次ぎ次ぎ襲来している。北陸、東北地方は大雪の影響で交通渋滞や、生活に多大な困難を蒙っている。
 九州ももれなく、例外なく大雪や寒波が襲っている。しかし平地では雪が降っても直ぐ消えてしまう。雪景色を見るためには、阿蘇九重連山、久住高原まで出かける必要がある。
 九州の雪景色は短い。ぐずぐずしていると、雪景色は幻に終わってしまう。雪景色を見るためには、雪が降るときに出掛けなければ、出会えない。
 危険を承知で、冒険心を満たすために山友と、阿蘇、くじゅう方面に思い切って出かけた。阿蘇カルデラに入った途端、雪景色に一変した。川端康成、「雪国」の場面に誘われた感じがした。
 慎重の上慎重を期して凍った雪道を運転して古閑の滝に到着した。今年は例年なく寒波が厳しい。今まで観たことない凍り付いた滝が目の前に威容を現した。雪道、凍てついく寒さ、しかし素晴らしい古閑の滝を目の前にして自然のすばらしさに感動がこみあげてきた。