年賀状

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  寒気団が次ぎ次ぎ降りてくる。九州にも大雪をもたらす予報が出ている。何度も言うようだが、寒さは苦手だ。気分が滅入る。
 山友の初登山の便りに接すると、羨ましくもあり、ムズムズするが、極寒の登山は二の足を踏む。しかし一歩踏み出さないと何事も始まらない。
 連れ合いが亡くなって、一昨年は一枚も年賀状は出さず御無礼した。年賀状がっ面倒くさくなった。同級生のF君は連れ合いを亡くして、一切年賀状のやり取りを止める宣言を通知した。
 私はF君を見習いたいが、挨拶状を出すのが面倒くさくてそのままになっている。今年も20枚以上の年賀状が届いた。有難いこととは思うがどうでもよくなった。
 そのままにしておくつもりだったが、良心の呵責に負け年賀状を買い求めた。書き終えた年賀状を眺めてみると、我ながら下手な字だと悲しくなる。小学生以下だ。
 しかし、気を取り直し、気持ちがこもっていればよいのだと、勝手な理屈をひねくり回して納得しなければ、惨めになる。もう少し書道に力を注ぐべきであった。