三年忌

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連れ合いが亡くなって2年が経つ。3回忌法要を計画したが、コロナ渦ではそれもままならない。息子、娘夫婦には各々供養する様に申し渡している。
 それでも、息子夫婦は母の供養に熊本に帰ってくると連絡があった。「無理するな」と、言ってはみたが内心ホッとする自分がいた。
 嫁さんは仕事の都合で、息子が早めに一人で帰って来た。息子とじっくり話す機会がなかったが、一人の大人として話せる年代になっている。
 料理教室に13年通っている実績が伊達でないところを見せるため、手料理を振舞うことにした。手料理と酒でじっくり語ら合うことが何よりの供養である。
 命日当日、息子の嫁さんは、早く起き、福岡から新幹線でやって来た。有難いことである。納骨堂に直行し、冥福を祈ってくれた。
 一人になって、一人でないことがよくわかった。一人では生きてはいけない。皆の支えがなくては潤いも生きがいもないのである。皆に見守られて幸せである。