旅のつばくろ

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  未明、トイレ起きした。冷え込んでいて、ヒートショックを気にしながら暖かい布団に滑り込んだ。ウトウトしていたが、なかなか寝付けないでいた。
 枕もとのラジオのスイッチを入れると4時の時報を告げた。
ニュースが終ると、「明日への言葉」のコーナーが始まる。なんと沢木沢木耕太郎さんがゲストに登場したのである。超ラッキーだ。
 まさか、沢木さんの話が聞けるなんて、私にとって奇跡に近い嬉しい出来事である。聞きたい思って、起きた訳でもないし、ラジオを付けたのも偶然である。
 それから、沢木さんの言葉を一言一句聞き逃すまいと、体感を研ぎ澄ましてまんじりもしなかった。沢木さんの言葉は私の心の中に暖かく受け入れることが出来た。
 話せば長くなるので、一つだけ述べることにする。ノンフィクションから小説に挑戦すると言う。「小説はノンフィクションと違って自分の想像力が発揮できる」。
 73歳、自分の思いのたけを小説に生かしたいと思いのたけを吐露された。人間何歳になっても挑戦あるのみと私は受け取った。勇気が湧いてきた。ありがとう沢木さん