蒲島県知事退任

 免許更新が無事終わり一段落した。高齢者の免許更新は大変で、一週間免許更新のことで忙殺された。記憶力、判断力が自分で自覚できるので心配が募った。
自分の行動に自信が待てなくなると、簡単な免許更新でも不安が付きまとう。免許証返納も視野に入れなくてならない。

 事故を起こして返納するでなく、体力と知能の限界は、自分で判断することである。車なしの生活は考えられないが、いつかは車を手放す時期が来る
生活は不便で、生活の質は確実に下がる。車中心の今の生活は捨てなけrればならない。しかし車のない生活は考えられない。本当に悩ましい事だ。

 熊本県知事蒲島さんが、15日、任期満了を迎え県庁を後にした。功罪あったとしても16年間お疲れさまでした。
無事、16年間県政を担ってきたが、晩節を汚したと私は評価する。今回の県知事選挙で、「私は県民党の立場で誰にも肩入れしない」と言いながら木村さんに熱烈に応援した。公然と大嘘をつく政治家は信用できない。

運転免許証更新

 77歳になり高齢者免許更新になる。今までとは違って認知機能検査と運転技能検査が待っている。どんなテストかとインターネットで調べてテストに臨むことにした。
ネットで問題を調べてみると、記憶問題が主である。予習してみる全然出来ない。ここまで記憶力が落ちているのかと愕然とした。

 認知技能、運転技能検査は高齢者になると避けて通れない検査である。検査に通らないと免許証没収である。
検査は4月16日、検査が近づくにつれ不安が頭を占める。私が普通であれば心配もなかろうが、記憶問題は思い出せないし、運転技能は我流で心もとない。

 検査と実、緊張で胸は張り裂けんばかりになどうなることになるのか暗澹とした気分である。認知症テスト、運転技能テスト無事終えた。、あとは、野となれ山となれ神様のみぞ知る、心境になった。
「検査合格」、試験管の発表を聞き心が躍った。そして、今日は免許更新が無事終わった。免許証更新でこんなに嬉しいとは思いもよらなかった。

認知症テスト

 朝からむっとする暖かさだ。ニュースでは6月7月の暖かさだと報じていた。異常気象だが、このまま続くと、異常が異常でなくこの気候が普通になるかもしれない。
チョッと動くと汗がにじんでくる。服装も夏用に衣替えを早めなければならない。暑くなったら薄着になる。。当たり前だが、健康は自分でコントロールする。

 運転免許証更新の時期が来ている。4月12日誕生日まで更新する予定が、75歳以上は認知症機能テストに合格しなければ、更新できない。
1月、自動車学校に認知症テストを申し込んだらいずれの会場も満員で、誕生日過ぎてのテストになった。卒業シーズン、入学シーズンの繁忙期だったのだろう。

 それに団塊の世代が高齢者になって申し込みが殺到したのだろう。団塊の世代は高齢者になっても競争を強いられる。
私は最近特に忘れ物が多くなった。認知症にはなってない自信はあるが、其の自信も危うくなった。明日結果が出るが見事合格の朗報を持って帰りたい。

辞世の句

細川ガラシャの辞世の句である、「散りぬべき 時知りてこそ 世のなかの 花も花なれ 人も人なれ」。覚悟の自殺である。
よりもよって、川勝平太静岡県知事が辞職願を提出した日にガラシャ夫人の辞世の句を引用して心境を語っている。

 細川ガラシャの死を前にした詠った句を引用するなんて、おこがましく、恥知らずである。夫人の純粋な心を踏みにじっている。
そもそも、職業差別の発言した、不祥事の責任を取って、辞めざるを得ない立場と、細川ガラシャ夫人の辞世の句と、同列に比べる心境がわからない。

 霞が関や県庁に勤める人は頭が良いかもしれないが、米を作ったり、道路や橋を建設したりする人が単純とはよく言えたものだ。
世の中には、持ち場持ち場がある。与えられた立場で精一杯努力することが大事である。社会は一部の人ばかりでは成り立たないのである。

喜寿

 私の喜寿の誕生日に山友を招待した。一人でケーキを食べても、御馳走を食べても、反って寂しいばかりで美味しくない。
無理を言ってきてもらったが、お祝いの気分になった。もうこの年になると誕生日もどうでもよくなったが、健康で長生きできれば目出度いことである。

 思い起こせば、77歳の喜寿まで平穏に迎えられたのは、丈夫に産んでくれた両親のお陰でもある。
高齢で私を産んでくれた母親の乳が出なくて、重湯で育った。病弱で青い顔をして栄養不足で目玉がギョロリした幼児時代を送った。

 栄養状態が悪かったが、身体がもともと強かったのか、食欲があったのか、小、中、高と一日も休まず学校に通った。
私がまがりなりに一人で生活できるのは、周りの人のお陰である。これからも、健康で楽しく過ごせるように、身体に気を付けて暮らしたい。

オッペンハイマー

 今年のアカデミー賞に日本の作品が2部門受賞している。長編アニメ映画賞、視聴効果賞、それぞれ「宮崎駿鈴木敏夫」、「山崎貴鈴木敏夫」監督がメガホンをとっている。
文化で世界に日本が認められ、活躍しているのは、本当に喜ばしい事である。作品が上映されたら観に行きたいとワクワクしている。

 アカデミー賞が決まって早速、「東宝光の森」に「オッペンハイマー」が架かった。映画界も話題作を日を開けず上映する。
映画フアンならずとも、一般の観客もアカデミー賞は観たいはず、機を逃さず上映するとは商魂たくましい。

 前日の寝不足がたたってか、上映が始まってすぐ、睡魔が襲った。映画は最初の10分間が勝負だ。うつろな気分で鑑賞するなんて恥ずかしい。
世界で1番の作品をいい加減に観るなんて、映画を軽んじている。それでも丁寧な映画製作には一見お価値がある。体調管理して映画を観ないと、映画人に失礼になる。

蒲島県政16年

 熊本県の蒲島知事は4月15日任期満了を迎える。先月、後継の知事が誕生している。良くも悪くも熊本県政を16年間になってきたことは間違いない。
自伝を読むと、中学校から落ちこぼれで、勉強は苦手であったとこぼしている。落ちこぼれから、ハバード大学を卒業して東京大学、大学院の教授に上り詰めたことは素直に素晴らしい。

 今太閤と呼ばれる所以である。知事に当選して給料は半額、ボーナスも返上して庶民派知事として好感が持てた。
ところが2期目から、公約を返上して普通に戻った。人気取りにしか思えない。給料は自分の仕事の対価だから返上することはパーホーマンスにしか私には思えない。

 今年の3月の県知事選挙では知事は、「わたしは特定の候補者を応援することはない」、「県民党です」と大見えを切つた舌の根も乾かない内、自民党公明党推薦木村候補の支持に舵を切った。
「木村候補が苦戦しています。どうか木村候補に一票お願いします」と蒲島知事の声で投票依頼の電話がかかって来た。なり振りかまわず、地に落ちた選挙戦である。情けない。